【無料DL特典付き】価値観ワークシートで“自分の軸”を言語化しよう― 5つの領域から「本当に大切なこと」を見つける自己対話ワーク ―

はじめに|“選択に迷う人”こそ、価値観を言語化しよう
- 「なんとなく選んでしまう」
- 「他人の意見に流されてしまう」
そんな風に、自分の選択に自信が持てないと感じたことはありませんか?
その“モヤモヤ”の根っこにあるのは、「価値観の曖昧さ」かもしれません。
価値観とは、あなたの“行動や選択の土台”となるものです。
言い換えるなら、「何を大切にして生きたいか?」という“自分だけの優先順位”です。
この価値観が言語化されていないと、私たちは「何となく」で選び続け、結果的に迷いや後悔をくり返してしまいます。
この記事の目的とゴール
この記事の目的:自分の「価値観」と向き合い、自分軸の土台をつくる
本記事のワークの目的は、日常の中で曖昧になりがちな「自分にとって本当に大切なこと」を、自分の言葉で明確にすることです。
- 「自分って何が好きなんだろう」
- 「何に違和感を感じるんだろう」
──そんな内側の感覚に、静かに丁寧に向き合う時間を持つことは、
キャリア、パートナーシップ、生活スタイルなど“すべての選択の出発点”になります。
特にこのワークでは、5つの重要な人生領域(仕事・人間関係・環境・家族・健康)に沿って棚卸しを行うため、バランスよく“自分”を捉えなおすことができます。
この記事のゴール:「納得感ある人生の土台」を言語化すること
この記事を最後まで読み、ワークシートに取り組むことで、
- 「これが自分にとって大切な価値観だ」と言えるようになる
- 日々の選択にブレがなくなる
- 他人軸ではなく、自分軸で判断できるようになる
──そんな「納得感ある人生の土台」をつかむことが、本記事のゴールです。
書き出す言葉に、正解や不正解はありません。
今の自分にとってリアルな言葉を出し切ることが、自己理解の第一歩になります。
なぜこの5領域なのか?
このワークシートでは、仕事・人間関係・環境・家族・健康という5つの領域に沿って価値観を整理していきます。
なぜこの5つなのか──その理由は、これらが人生全体に深く関わる「土台領域」だからです。
どれか1つでも満たされていないと、不安やモヤモヤの原因になりやすく、逆にこれらが整っていると、日々の充実感や納得感につながります。
各領域の意味と、なぜ価値観整理に必要か
- 仕事
人生の中で大きな時間を占める「働く」という行為。
自分の価値観に合っていない働き方や職場は、やりがいや幸福感に大きく影響します。 - 人間関係
友人・同僚・パートナーなど、日々をともにする人々との関係性。
どんな人と、どんな距離感で関わりたいのか──その価値観が明確でないと、人間関係に無理が生じやすくなります。 - 環境
住まいや仕事場、日々の生活空間など、自分を取り巻く「場」。
騒がしいのが苦手か、自然に囲まれた場所が落ち着くか──環境は意外と強く心に影響を与えます。 - 家族・恋人
最も身近で、人生の価値観に深く影響を及ぼす存在。
何を共有したいか、どんな関係性を築きたいかという点でも、価値観のすれ違いは大きなストレスの原因になります。 - 健康
体力・睡眠・心の安定など、人生のすべての土台。
健康に対してどんな価値を置いているかを理解しておくことは、日々のセルフケアや行動の選択に直結します。
この5領域に向き合うことで、「自分は人生で何を優先したいのか」「自分にとっての豊かさとは何か」が具体的に見えてきます。
次のパートでは、実際にワークを進める方法をひとつひとつ解説していきます。
【実践編】ワークの進め方を解説
STEP 0|まずはワークシートをダウンロードしよう
このワークは 「読む」だけではなく「書く」ことが前提です。
まずは以下からワークシートをダウンロードしてください。
STEP 1|取り組む環境と時間を整えよう
所要時間の目安:30〜60分
推奨環境:静かに集中できる場所(自室・図書館・カフェなど)
必要なもの:ダウンロードしたワークシート、筆記用具(またはPC)
- ✅ スマホの通知はOFFにしておく
- ✅ カフェや一人で浸れる空間など、自分にとって集中しやすい状態を整える
- ✅ 途中でやめず、最後まで一気に書き出すのがおすすめ(適度な休憩は👌)
STEP 2|NGな書き方に注意(Have思考を避けよう)
ワークの目的は「欲しいモノ」ではなく、「在りたい自分」を明確にすることです。
NG例(Have to思考)
- 「年収1000万円稼ぎたい」
- 「タワマンに住みたい」
- 「高級車に乗りたい」
これらは手段であって、本質的な目的ではありません。
OK例(Want to思考):
- 「安心して暮らせる余裕を持ちたい」
- 「自由な働き方を選べるようになりたい」
- 「自信を持って選択できる自分になりたい」
自分の中にある「本当の望み」に丁寧に目を向けてみましょう。
各5領域ワークの進め方
ここからは、実際にワークシートを使って「価値観の言語化」に取り組んでいきましょう。
どこから始めてもOK。気になるところから書き出そう
このワークに“正解の順番”はありません。
「仕事から考えたい」でも、「健康が一番気になる」でも大丈夫。
あなたが今一番向き合いたい領域から書き始めてOKです。
それぞれの領域は、相互につながりながらも、
一つひとつがあなたの人生の大切なピースです。
大事なのは「素直に書くこと」。
うまく書けなくても、言葉にしようとするプロセス自体が、自分と向き合う一歩になります。
1. 【仕事】の価値観を掘り下げる
✅ こんな問いかけで考えてみよう
- どんな仕事にやりがいを感じる?
- 「これだけは譲れない」と思う働き方は?
- 過去に「楽しい」「成長できた」と感じた仕事の特徴は?
書き方ガイド:
- 現状:現在、どんな満足・不満があるか?
- 理想:理想的な仕事とは?どんな働き方が理想?
- 理由・背景:なぜそのような仕事を望むのか?
- 得たい感情・体験:その仕事で得られる感情や体験は?
- キーワード:仕事におけるあなたの価値観とは?
👉 例:「自律性」「クリエイティブ」「影響力」など
📝 解答例
- 現状:毎日忙しく、やりがいよりタスクをこなすことで精一杯。
- 理想:誰かの役に立つ実感が持てて、自分のアイデアも反映される仕事。
- 理由・背景:単なる作業ではなく、社会とのつながりを感じたいから。
- 得たい感情・体験:感謝される喜び、創造するワクワク。
- キーワード:貢献/挑戦/創造性
2. 【人間関係】の価値観を掘り下げる
✅ こんな問いかけで考えてみよう
- どんな人と一緒にいると安心する?
- 「この人とはうまくいかなかった」と感じたとき、何が引っかかっていた?
- 理想のコミュニティやパートナーシップとは?
書き方のガイド:
- 現状:人間関係にどんな満足・不満がある?
- 理想:理想的な人間関係とは?誰と、どんな関わり方?
- 理由・背景:なぜそのような関係を求めるのか?
- 得たい感情・体験:理想の関係性で、どんな感情が得られる?
- キーワード:人間関係におけるあなたの価値観とは?
👉 例:「信頼」「対等さ」「安心感」など
📝 解答例
- 現状:表面的な付き合いが多く、深い話ができる人が少ない。
- 理想:お互いに本音で話せて、信頼し合える関係性。
- 理由・背景:無理せず、素の自分でいられる人間関係が心地いい。
- 得たい感情・体験:安心感、自己開示の喜び。
- キーワード:信頼/共感/安心感
3. 【環境】の価値観を掘り下げる
✅ こんな問いかけで考えてみよう
- どんな場所だと集中できる?落ち着く?
- 理想のライフスタイルは?
- 都会と自然、ひとり時間と人との時間、どちらを優先したい?
書き方のガイド:
- 現状:住まいや職場など、今の環境は自分に合っている?
- 理想:どんな場所・雰囲気で過ごしたい?
- 理由・背景:その環境で何を得たいと思う?
- 得たい感情・体験:理想の環境で、どんな気分で過ごせる?
- キーワード:あなたにとって心地よい環境を表す言葉とは?
👉 例:「静けさ」「自然との調和」「自由度」など
📝 解答例
- 現状:狭い部屋で作業しており、気が散ることが多い。
- 理想:自然光が入る広めの部屋で、植物やアロマに囲まれた空間。
- 理由・背景:心が落ち着き、クリエイティブな思考が生まれやすい。
- 得たい感情・体験:安心感、心地よさ、集中力。
- キーワード:整然/自然/静寂
4. 【家族・恋人】の価値観を掘り下げる
✅ こんな問いかけで考えてみよう
- 家族やパートナーとどんな関係でいたい?
- 一緒に過ごす時間で大切にしたいことは?
- 過去の経験から「こうありたい」と思った瞬間は?
書き方のガイド:
- 現状:家族・恋人との関係にどんな満足・課題がある?
- 理想:どんな関係を築きたい?
- 理由:その関係を求める背景や価値は?
- 得たい感情・体験:理想の関係にあるとき、どんな感情が湧いてくる?
- キーワード:あなたの関係性における価値観とは?
👉 例:「つながり」「安心」「尊重」など
📝 解答例
- 現状:家族との時間はあるけど、会話が少なく関係が淡白。
- 理想:感謝や想いを日常的に伝え合える、温かい関係。
- 理由・背景:本当に大切な人たちに、ちゃんと気持ちを届けたい。
- 得たい感情・体験:安心感、つながり、愛情の循環。
- キーワード:思いやり/感謝/絆
5. 【健康】の価値観を掘り下げる
✅ こんな問いかけで考えてみよう
- どんな時に「健康って大事」と感じる?
- 日々の習慣で気になっていることは?
- 10年後の自分の姿を想像したとき、どんな状態でいたい?
書き方のガイド:
- 現状:体調・生活習慣・メンタルの状態はどうか?
- 理想:どんな状態でいたい?どんな風に健康と向き合いたい?
- 理由:なぜその理想を望むのか?
- 得たい感情・体験:理想の健康状態のとき、何ができる?どんな気持ち?
- キーワード:あなたの「健康観」を表す言葉とは?
👉 例:「エネルギー」「しなやかさ」「穏やかさ」など
📝 解答例
- 現状:寝る時間が遅く、食生活も乱れがち。
- 理想:よく眠れ、元気に活動できる心身の状態。
- 理由・背景:やりたいことを全力でできる状態でいたい。
- 得たい感情・体験:活力、爽快感、安心。
- キーワード:エネルギー/予防/整える
終わりに|価値観は「更新するもの」
今回のワークで書き出した言葉は、「今この瞬間のあなた」にとっての“軸”です。
でも、それは永遠の正解ではありません。
人は経験を重ねるたびに、ものの見方や大切にしたいことが自然と変わっていきます。
キャリアの転機、人間関係の変化、ライフスタイルのシフト──
人生のフェーズが変われば、価値観もまた変わっていくのが当たり前です。
だからこそ、一度きりで終わらせず、定期的に見返すことが大切です。
今日の気づきが、明日の選択に影響を与え、未来の可能性を広げてくれる。
価値観を言語化することは、「自分らしい人生を選び取る力」を育てるプロセスそのものなのです。
これからも、折にふれてこのワークを振り返りながら、
あなた自身の“納得できる選択”を更新していってください。
▼ あわせて読みたいおすすめ記事

